インド ゴンド族 絵本 世界のはじまり

 

『世界のはじまり』

バッジュ・シャーム 作・絵 ギーター・ヴォルフ 文 青木恵都 訳

天地285ミリ×左右284ミリ  24ページ

ハードカバー 定価(3,600円+税)

初版発行 2015年10月下旬 第三刷発行 2020年3月中旬

現代ゴンド・アートの第一人者バッジュ・シャームが、中央インドのゴンド民族に伝わる創造神話の豊かな世界に分け入り、人々の日々の暮らしに息づく数多の物語の本質をすくい上げ、壮大なスケールで描き上げた画期的な絵本。

ギーター・ヴォルフが紡ぎだす詩的で端正な文章が、青木恵都のみずみずしい日本語で訳出され、私たちを深淵な神話的世界へいざなう。

水がほとばしり出て、大気が渦巻き、大地が生まれ、時が刻まれる。季節がめぐり、命が生まれ、芸術が誕生する。そして死が…。しかし、終わりの後には新たな始まりがやって来る。

インドのターラー・ブックスで出版された Creation (2014) の日本語版。

『夜の木』(タムラ堂)と同様に、南インドの小さな工房で、古布を材料とした手漉きの紙に、シルクスクリーン印刷で刷られ、さらに手作業による製本で、1冊ずつ丁寧に仕上げられている。手のぬくもりに包まれた、まるで工芸品のような絵本。(シリアルナンバー入り)