「ニッポン面影散歩」マイマップ 202108号

第1回目は山梨県旧秋山村(現上野原市)の「棚田」

すでに失われつつある風景のなかに残像のように残っている古い日本的な風景。そんな風景は実は首都圏にもある。しかし、残されている時間はあまりないかもしれない。その残像を探しに行く本連載。初回は富岡の棚田を巡る。(清野 明)

手書きマップ

田んぼには、人間が暮らしてきた痕跡がある

縄文時代から耕されてきた地

いつも先祖に見守らている

棚田を一望できる最高の場所には、祖先が眠るお墓があった


「ニッポン面影」のひとつ「棚田」・・・英語では「rice terraces 」と表現されるそうです。「米テラス≒米照?」・・・「稲を育てる棚状の水田」ですね。水田にするには水の管理が大変そうです。

農林水産省によると「山の斜面や谷間の傾斜地(傾斜20分の1以上とします)に階段状に作られた水田のことを棚田といいます」とのこと。

出典:© 青森県南部町 中山間地域等直接支払制度説明図

同省から令和2年(2020)11月に「棚田キラーコンテンツ化促進ガイド」が発行されました。「キラーコンテンツ(killer contents)」とは、「メディアにおいて大きな影響力をもつコンテンツのこと」とのことで、「必殺の魅力的な中身」といったところです。

⇒「棚田キラーコンテンツ化促進ガイドPDF」掲載の農林水産省サイト「棚田地域の振興について

ところで、Googleマイマップの日本全国棚田紹介マップのあるのでは?・・・はい、ありました。

出典:HatenaBlog 晴歩雨描「日本の棚田百選マップ」をGoogleマップのマイマップで作成

このマイマップを拝見する限りでは、関東平野周辺の棚田は、栃木県の茂木町石畑と那須烏山市国見の2つだけです。案外少ないですね。